コロナウイルスの影響により、自宅で仕事をする事が多くなった方や、普段よりも運動不足になっている方が多いと思います。
ニュースを見ていても世間の悩みとして座り時間が多くなった事での体の不調が問題になっています。
そんな体の不調の中でも特に多いのが腰痛です。
普段からデスクワークにて腰痛を抱えてる方はもちろんコロナウイルスの影響によりテレワークになり座位時間が長くなった事で今まで感じなかった腰痛を抱えている人が増えています。
全5回に分けて腰痛のコラムとしてお伝えしていきます。
・デスクワークで腰痛が起きるホントの理由
・腰痛を引き起こしやすい悪い生活習慣
・整形外科がオススメする『腰に良い姿勢』
・良い姿勢をとる為のストレッチ
・腰痛に対するウソ、ホント!
この記事はこんな方にオススメです。
✅仕事で長く座っている事が多い
✅座る姿勢が悪い(人から悪いと言われる)
✅長く座っている事で腰痛がある
✅座っている所から立ち上がるときに腰痛がある
原因は2つあります。
1つ目は座りすぎである事。2つ目は座りの姿勢が悪い事です。
詳しく解説します。
腰痛は日本人の8割が経験するとされています。読者の中にも今まで腰痛を感じた事がある人も多いのでは無いでしょうか。
その中でもデスクワークなどの労働をしている人では、9割近くが腰痛を感じながら仕事をしているとされています。人によっては、10時間近くも座っている人もいるくらいなので、1日の半分近くを座って過ごしていることになります。
腰痛を抱えながら仕事をする事で効率が悪くなり、いつも以上に座り時間が長くなったり精神的なストレスが加わり痛みが増えるような悪循環になる可能性があります。
では、なぜ長い時間座る事で腰痛に繋がるのでしょう。
デスクワークでは、同じ姿勢で何時間も集中する事が強いられます。同じ姿勢を続ける事で血流が悪くなり筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉は時間が経つと痛みを出すようになります。
更に硬くなった筋肉は姿勢をどんどん悪くしていき、どんどん痛みが増えてくるという事に繋がります。
実際に座っている時の腰にどれだけの負担が掛かっているのかを見てみましょう!
立っている状態の椎間板に掛かる圧を100%としたグラフです。
実は立っているよりも座っている方が腰の負担が大きいのです!
座り姿勢と立位姿勢を比較すると1.4倍も負担が増えていることになります。更に座った状態で前傾するとその負担は185%(約1.9倍)まで増えるのです。座って前傾する姿勢はデスクワークにてパソコンを見るために前のめりになっている姿勢になります。
椎間板に負担が掛かるとその周りの筋肉も同じように負担が増えていき、腰痛を引き起こします。
硬くなった筋肉もしっかりとした睡眠や運動、栄養が取れていれば柔らかくなるのですが生活習慣が乱れている事により回復せずまた硬くなってしまうという悪いサイクルになってしまうのです。
では、デスクワークにて腰痛を改善するにはどうしたらいいのでしょうか
解決方法をご紹介します。
・座る姿勢をこまめに変えること
・良い姿勢で座ること
ですが、姿勢を変えるという事は意識していても難しい部分があります。
詳しい事はコラムの第3、4弾にて解説していきます。
今日から実践出来る内容として
生活習慣を変えることが挙げられます。
次のコラムでは腰痛を引き起こす悪い生活習慣をお伝えします。
最後までお読み頂きありがとうございました。
<参考図書>
・日本の腰痛 誤診確率80%
・The load on lumbar disks in different positions of the body.Nachemson A:Clin Orthop Relat Res.1966 Mar-Apr;45:107-22
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