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特徴からわかるランニング障害 Vol.2 ランニング障害になりやすい体とフォームの特徴 2020.10.25

皆さんこんにちは!

前回はランニング障害の病態を紹介しました!

今回はランニング障害になりやすい体の特徴とセルフチェック
ランニング障害になりやすいフォームを紹介します。

ランニング障害になりやすい体の特徴とセルフチェック


ランニング障害になりやすい体の特徴として以下のポイントがあります。
①胸を張れない
②股関節が硬い
③足首が硬い
④裏ももを正しく使えない
⑤土踏まずが潰れる

これらの特徴とセルフチェックを一つずつ説明していきます。

 

①胸を張れない


背中周りの硬さや習慣的に猫背で過ごすことが多い人は、
胸を張れない傾向があるので普段の生活から姿勢を意識してみましょう! 

セルフチェック① 上体反らし

やり方
・うつ伏せになり、後ろで手を組む
・胸を反らして胸の骨を正面に向ける 

チェックポイント
・腰で反っていないか
・乳首が床から離れる

②股関節が硬い


股関節が硬いと脚を上げた時に反対の股関節も曲がってしまい、
腰と背中が丸まりやすくなります。

お尻の筋肉が硬いは股関節が硬くなりやすいので、
股関節が硬いと思った人はお尻の硬さをチェックしてみましょう!

セルフチェック② 股関節曲げ

やり方
・仰向けになり、膝を胸に近づけるように曲げる

チェックポイント
・鼠径部に違和感なく脚を曲げられる
・膝が外に逃げないで、股関節を曲げられる
・股関節を曲げた脚と反対の膝裏が床に着いている

 

③足首が硬い


普段からふくらはぎが張りやすい人や、股関節が硬い人は足首が硬くなりやすいです。

足首が硬いと思ったら、ふくらはぎの硬さの他に股関節の硬さもチェックしてみましょう!

セルフチェック③ しゃがみこみ

やり方
・両脚を肩幅に開く
・爪先を正面に向けて、深くしゃがむ 

チェックポイント
・かかとが床から離れない
・かかとにお尻が着いている

 ④裏ももを正しく使えない


自然に立った時に爪先が大きく外に向いている人や、前ももが硬い人、
股関節が硬い人に多く見られます。

運動した後に裏ももの外側が張りやすい人は裏ももを正しく使えていないので、
運動をした後にどこが疲れやすいかをチェックしましょう 

セルフチェック④ 裏ももチェック

やり方
・床にうつ伏せになる
・前ももを床から離さないように、膝を曲げる

チェックポイント
・足がお尻の上にあるか
・足がお尻よりも外側に出ていないか

 

⑤土踏まずが潰れる


足首の捻挫の既往歴がある人は、土踏まずが潰れやすいです。
既往歴がなくても、足の指を上手く動かせない人も土踏まずが潰れやすくなります。

セルフチェック⑤ 土踏まずチェック

チェックポイント
・土踏まずが潰れていない

次にランニング障害になりやすいフォームを紹介します。

ランニング障害に特徴的なフォーム

ランニング障害になりやすい人は、悪いフォームでランニングをしていることがあります。
ランニング障害に特徴的な悪いフォームを下の写真で紹介します。

 写真のようなフォームで走っていると
ランニング障害になりやすいと言われています!

これを機に自分の身体を見つめ直して、怪我なく楽しくランニングができるように、
身体を整えていきましょう!

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献・参考資料
・標準整形外科学
・スポーツ医学検定公式テキスト1級 一般社団法人 日本スポーツ医学検定機構
・アスレティックケア リハビリテーションとコンディショニング 小山貴之
・ランナーの体を考える会 

 

 

 

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